平成27年度あぐりキッズ農業体験活動かべ新聞コンクール表彰式・発表会

 食生活をめぐる環境が急激に変化している昨今、特に子ども世代に対する「食と農の教育活動」の重要性が注目されています。こうした中、JAでは青年部・女性部と連携し、管内の小学校や地域の子ども達の食と農の各種農業体験活動に積極的に取り組んでいます。

 そこで、今後もっと農業体験活動を広めていこうと、子ども達の素晴しい農業体験活動の集大成として〝かべ新聞コンクール〟を実施し、平成28年1月16日に蔵王町のございんホール(蔵王町ふるさと文化会館)で開催した「平成27年度あぐりキッズ農業体験活動かべ新聞コンクール表彰式・発表会」において表彰致しました。今年度のかべ新聞コンクールには、16団体から25作品の応募があり、厳正なる審査の結果、角田市立北郷小学校3年生が最優秀賞に輝きました。

 

【審査員】

宮城県農業協同組合中央会 営農農政部

宍戸 俊彦

㈱日本農業新聞東北支所 次長

柘植 昌行

(一社)家の光協会 北海道東北普及文化局

小出 繁

東北農政局 経営・事業支援部 教育ファーム推進専門官

後藤 雅裕

大河原地方振興事務所 農業振興部 技術次長

酒井 充

大河原教育事務所 指導主事

佐藤 秋生

農林中央金庫仙台支店 次長

堀江 英和

みやぎ仙南農業協同組合 代表理事組合長

浅野 清

みやぎ仙南農業協同組合 代表理事専務

舟山 健一

みやぎ仙南農協青年部 委員長

齋藤 貴裕

JAみやぎ仙南女性部 部長

平間 たけ子

 

【全体の審査講評】

 今回、JA管内の小学校や保育所など16団体から25点と、昨年と同じ数の作品が寄せられました。審査員12人がこれらを厳正に審査。幼児から中学生と幅広い年齢の子どもたちが中心となって参加しているため、年齢差も考慮して話し合いました。どの作品も、地域の農産物をテーマにして食農教育に結び付く魅力的なものばかりでした。見た目も楽しく、疑問や驚き、研究成果を子どもらしい視点で表現したものが評価につながりました。
 取り上げたテーマとして多かったのは、米です。農作業体験や成長記録、品種の特徴にも触れています。生産量や消費量など米の課題、さらには現在、大きな議論になっている「環太平洋連携協定(TPP)」についての説明もありました。
 米以外にも大豆やサツマイモ、トマト、ソラマメなどをテーマにした紙面もありました。どの新聞も、作物をきちんと理解し、自らの体験を分かりやすくまとめていました。
 印象に残る作品の中から、農業の大切さや地域特産の魅力を学び、そこから感じ取った自分たちの考えや思いを、個性豊かな紙面にまとめあげた点で評価を受け、最優秀賞に角田市立北郷小学校3年生の「『大豆パワー』大発見」が輝きました。大豆栽培の工程はもとより、納豆工場見学やみそ造りなど幅広いテーマで記事を作り、写真やイラストをうまく使って、目を引く紙面に仕上がっています。僅差で、白石市立深谷小学校3年生の「大地のめぐみをいただきます~食べ物から広がる世界~」、蔵王町立平沢小学校2年生の「おいしくそだてわたしのやさい(トマト栽培)」、蔵王町立円田小学校4年生の「私たちが食べているお米って?」、村田町立村田第二小学校4年生の「地域に深く関わる野菜を育てよう~そら豆の栽培活動~」、角田市立東根小学校5年生の「おいしい東根米をつくろう」、川崎町立富岡小学校3年生の「野菜博士になろう!(トウモロコシ、カボチャ、メロンの畑作・調理)」の6点が特別賞に選ばれました。また、今回は「敢闘賞」として、川崎町立川崎中学校の「ドキドキ!!若わし園」が選ばれました。「あぐりキッズ農業体験活動かべ新聞コンクール」が、これからも地域の子どもたちにとって、より良い食育活動に結び付くことを期待しております。

 

(審査委員長:日本農業新聞東北支所 次長 柘植 昌行)

 

 

 

受賞名

最優秀賞 みやぎ仙南農業協同組合 組合長賞

学校名

角田市立北郷小学校3年生

審査講評

 色鮮やかな文字や大豆を題材にしたキャラクターを配置することでインパクトが出て、「何が書いてあるのだろう」と興味を引く紙面になっています。また、手書きのぬくもりもあって、読んでいて非常に親しみがわきます。
 内容もとても充実しています。種植えから始まる栽培の手順では、写真や手書きのレポートを沿えて、分かりやすく紹介しています。大豆の実物を貼り付けたアイデアも光っています。大豆に関係する情報も充実しています。都道府県別の作付面積を調べ、宮城が北海道に次ぐ第2位にあるという話や「みそ汁に入れるぐのアンケート」もあって、幅広い情報を紹介していて、読み応えがありました。

 

 

受賞名

特別賞 みやぎ仙南農協青年部 委員長賞

学校名

白石市立深谷小学校3年生

審査講評

 米作りの手順をきちんとまとめたことに加え、「お米作り名人 高橋和也さん」と楽しく交流している様子が記事や写真から伝わってきます。「日本のお米はだいじょうぶ?」と題して、TPPに触れているのも秀逸で、問題意識が伝わってくる紙面になっています。

 

 

受賞名

特別賞 JAみやぎ仙南女性部 部長賞

学校名

蔵王町立平沢小学校2年生

審査講評

 トマトをあしらったタイトルの飾り付けがとてもきれいで、目を引く紙面になっています。栽培手順の紹介にもトマトの飾りを使ってあるのも面白いです。「まっかだったのであまかったです」「いっしょにへたをとるのはとてもむずかしかったです」など、子どもの率直な感想が書いてあるのも好感が持てます。

 

 

受賞名

特別賞 宮城県農業協同組合中央会 会長賞

学校名

蔵王町立円田小学校4年生

審査講評

 カラフルで、字を詰め込み過ぎない紙面はとても読みやすいです。特に作業手順の紹介はメモやイラスト、写真をたくさん使ったことで分かりやすくなっています。稲刈りについて「米を作るのにこんなにくろうするなんておもっていなかった」という感想に、食育の成果がしっかりとあらわれています。

 

 

受賞名

特別賞 日本農業新聞東北支所 支所長賞

学校名

村田町立村田第二小学校4年生

審査講評

 ソラマメの緑色の飾りを使い、インパクトのある紙面になっています。記事とは別に漫画を載せているアイデアもユニークで、読んでいる人を楽しませます。「しゅうかくする数日前から不安や楽しみきんちょうでいっぱいでした」という感想も、大事に育ててきたことがよく伝わります。

 

 

受賞名

特別賞 家の光協会 会長賞

学校名

角田市立東根小学校5年生

審査講評

 おにぎりをあしらった紙面は非常にユニークでインパクトがあります。海苔の黒い部分にも記事を入れる工夫も光っています。「中干しクイーズ!!」では、米づくりでは根を強くするため水を抜くということを学んだことがよく分かります。頑張って集めた情報をユニークな形で紹介しています。

 

 

受賞名

特別賞 農林中央金庫仙台支店 仙台支店長賞

学校名

川崎町立富岡小学校3年生

審査講評

 3つの作物について、それぞれ写真やイラストを使い、分かりやすく説明しています。「カボチャもちスティック」「ポップコーンの作り方」など、おいしく食べる工夫も光っています。「虫にくわれてちょっとくやしかった」というメロン栽培の感想には、作物に注いだ愛情があらわれています。

 

 

受賞名

敢闘賞

学校名

川崎町立川崎中学校

審査講評

 キュウリやトマトなど、夏場の水管理が重要になる野菜づくりの楽しさと難しさを体験したことが伝わってきます。「暑い日には陽ざしが強くて草むしりは苦しかった」という感想を読んでから写真を見ると、無事に収穫を迎えて喜んでいる様子がよく分かります。

 

受賞名

優良賞

学校名

大河原町立大河原南小学校1年生

ベジッ子集まれ~

川崎町立川崎小学校5・6年生

川崎町立川崎第二小学校2年生

蔵王町立円田小学校2年生

蔵王町立平沢小学校5年生

蔵王町立永野小学校2年生

蔵王町立永野小学校5年生

角田市立横倉小学校5年生

丸森たんぽぽこども園

丸森町筆甫保育所