平成23年度あぐりキッズ農業体験活動かべ新聞コンクール表彰式・発表会

 食生活をめぐる環境が急激に変化している昨今、特に子ども世代に対する「食と農の教育活動」の重要性が注目されています。こうした中、JAでは青年部・女性部と連携し、管内の小学校や地域の子ども達の食と農の各種農業体験活動に積極的に取り組んでいます。

 そこで、今後もっと農業体験活動を広めていこうと、子ども達の素晴しい農業体験活動の集大成として〝かべ新聞コンクール〟を実施し、平成24年2月4日に柴田町の船迫生涯学習センターで開催した「JAみやぎ仙南あぐりキッズ農業体験活動学習交流会」において表彰致しました。今年度のかべ新聞コンクールには、12団体から15作品の応募があり、厳正なる審査の結果、昨年度に引き続き蔵王町立円田小学校4年生が最優秀賞に輝きました。

 

【審査員】

みやぎ仙南農業協同組合 代表理事組合長

佐藤 良一

みやぎ仙南農業協同組合 代表理事専務

舟山 健一

みやぎ仙南農協青年部  委員長

日下 正弘

JAみやぎ仙南女性部  部長

八嶋 洋子

宮城県農業協同組合中央会 営農農政部 

千葉   繁

日本農業新聞東北支所 次長

堀越 智子

東北農政局 消費・安全部業務課 

澤村 貢市郎

社団法人家の光協会 北海道・東北普及文化局

伊藤 文吾

農林中央金庫仙台支店 業務第四班 次長

上岡 敏雄

 

【全体の審査講評】

 今回のコンクールには、22点と前年より7点も多い作品が寄せられました。特に村田町立第二小学校からは、7作品もエントリーがありました。作品の質も、毎年着実に向上しており、子どもたちの取り組み、先生方の指導、そしてJA、青年部、女性部の皆さんの協力に敬意を表するものです。

 今回のテーマは、「食や農業の大切さを、いろいろな体験を通じて実感し、表現しよう」です。取り上げた品目は、米、サツマイモ、大豆、ソラマメ、トマトなど多彩でした。

 子どもたち一人ひとりが、農産物を栽培して丁寧に観察したり、収穫物を実際に料理しました。その中で、日ごろ何気に口にしている食が、こんなにも大勢の人の苦労や多くの過程を通って食卓に届いていることを知って驚く様子が、生き生きと表現されていました。

 調べ学習では、国内や世界の品種、生産量、料理など、大人顔負けの調査力も随所に発揮されていました。また表現方法も、ランキングやクイズ、漫画、詩など多彩です。地元の農家やJA青年部・女性部などと交流している事例もありました。

 力作ぞろいの中、今回の審査では、子どもたちの素朴な疑問や驚きが、生き生きと表現されていた作品が上位になったように思います。また、体験の丁寧さ(例えば米を機械だけでなく手刈りでも収穫したか)、奥深さ(観察結果だけでなく、その背景まで調べたか)、表現力(文章だけでなく、ランキングやクイズといった見せ方を工夫したか)なども重視しました。さらに、配色や字の大きさ、デザインなど見やすさも重要なポイントとして審査しました。

 今回応募いただいた学校でこれらの体験を、次の学年、学校全体、さらには地域を巻き込んだ活動へと、その輪を大きく広げてほしいと心より願っています。

 

 (審査委員長:日本農業新聞東北支所 次長 堀越 智子)

 

 

 

受賞名

最優秀賞 みやぎ仙南農業協同組合 組合長賞

学校名

蔵王町立円田小学校4年生

審査講評

見やすいレイアウトで、字や写真、挿絵のバランスもいいです。代かきから脱穀まで、田んぼで泥んこになりながら子どもたちが楽しく体験する様子が、写真と文章でよく表現されています。また、タイトル「お米新聞」の通り、米の多彩な品種や米作りに関する言葉のほか、「あれこれ」と題して、米の色、つき方、害虫の防除など、取材力や視点がすばらしい。回りを囲む米の品種の張り絵など工夫があり、全体に温かい印象に仕上がっています。

 

 

受賞名

特別賞 みやぎ仙南農協青年部 委員長賞

学校名

白石市立深谷小学校

審査講評

農家や農協に協力してもらいながら、稲の手刈りや脱穀なども体験することで、昔の人の苦労をしみじみ実感している様子がうかがえます。時系列をシンプルに並べて見やすいレイアウトに加え、随所にちりばめた挿絵が効果的です。

 

 

受賞名

特別賞 JAみやぎ仙南女性部 部長賞

学校名

大河原町立大河原南小学校

審査講評

切り絵を張りつけて、インパクトのあるレイアウトになっています。調べ学習では、品種、栄養、生産量、料理など多彩な内容をよく調べています。子どもたちがそれをどう感じたかといった驚きなどがもっと表現されていれば、さらに躍動感が出たと思います。

 

 

受賞名

特別賞 宮城県農業協同組合中央会 会長賞

学校名

角田市立北郷小学校

審査講評

「育てる」「料理する」「調べる」「加工する」の4つが見やすく表現されています。特に大豆→豆腐→ずんだへと、素材を加工し料理する中で、大豆の変身・ぶりに驚く子どもたちの感情が、写真と文章で生き生きと表現されています。

 

 

受賞名

特別賞 日本農業新聞東北支所 支所長賞

学校名

蔵王町立円田小学校2年生

審査講評

トマト栽培からケチャップづくりを、トマトの形をした吹き出しと写真で見せました。躍動感があり、トマトのイメージ通り、かわいらしくおしゃれ感もあります。子どもたちが観察する以外の写真など、多彩な視点を盛り込めば、さらに良かったと思います。

 

 

受賞名

特別賞 家の光協会 会長賞

学校名

角田市立西根小学校

審査講評

お米の栽培に加え、子どもたち自らがお米の販売を体験するなど、奮闘ぶりが共感を呼びます。「米博士になろうコーナー」ではお米づくりにかかわる人数や時間を計算しながら、お米ができる大変さ、食卓に並ぶまでの苦労をよくまとめました。収穫量や好きな料理ランキングを掲載するなど、随所に工夫もみられます。

 

 

受賞名

優良賞

学校名

村田町立村田第二小学校

川崎町立川内小学校

川崎町立本砂金小学校

蔵王町立平沢小学校

白石市立白川小学校

角田市立枝野小学校

角田市立東根小学校