平成20年度あぐりキッズ農業体験活動かべ新聞コンクール表彰

  食生活をめぐる環境が急激に変化している昨今、特に子ども世代に対する「食と農の教育活動」の重要性が注目されています。こうした中、JAではJA青年部・JA女性部と連携し、管内の小学校や地域の子どもたちの食と農の各種農業体験活動に積極的に取り組んでいます。そこで、今後もっと農業体験活動を広めていこうと、子どもたちの素晴しい農業体験活動を集大成するかべ新聞コンクールを実施し、平成20年2月23日に大河原町のえずこホールで開いたJAみやぎ仙南合併10周年記念 食農教育推進ミュージカルを行い、表彰いたしました。コンクールには、14団体・15作品の応募があり、厳正なる審査の結果、角田市立北郷小学校が最優秀賞に輝きました。

【審査員】
水野 弘人(東北農政局・消費安全部地域第三課)
奥山 勉(大河原教育事務所)
児玉 洋子(日本農業新聞東北支所次長)
河内 尚之(家の光協会)
大塚 祐市(JA宮城中央会)
遠藤 柳子(大河原地方振興事務所農業振興部)
鈴木 好和(みやぎ仙南農協青年部委員長)
八嶋 洋子(みやぎ仙南農協女性部長)
浅野 清(みやぎ仙南農協代表理事組合長)

【全体の審査講評】
 2年目を迎えたJAみやぎ仙南の「あぐりキッズ農業体験活動かべ新聞」の参加作品は、みずみずしい体験が描かれ、食農教育の素晴らしさを元気に発信しています。
 自分で種をまき、育て、触ったり、におってみたり観察し、最後は料理して食べる。一連の営みを子どもたちは素直に表現しました。
 今年度は15点の応募があり(平成19年度は16点)、内訳は小学校13点、幼稚園と子ども会が各1点。内容はお米作りが7点と最も多く、模造紙の使い方、色使い、写真の扱い、レイアウトなどの技術も上達していました。「1粒の米が2千粒になるって本当?」「サツマイモって、どんなふうに育つの」「牛乳はなぜ白いの」という不思議から体験は始まり、JAや地域の協力を得ながら疑問を解き明かしました。農業の大切さを知るには知識だけでは不十分で、体験することが財産になります。体を通した一人一人の感動、自分の言葉と笑顔が満載の作品は、大人にも感動を与えました。
 今回は、お米のこと、野菜のことを教えてくれた方への感謝のメッセージが多くありました。いつまでもその気持ちを失わないでいてほしいですね。
(審査員長:日本農業新聞東北支所副支所長 児玉洋子氏)

受賞名 最優秀賞 みやぎ仙南農業協同組合長賞
学校名 角田市立北郷小学校
審査講評 「お米の大研究2007」は読みごたえ十分な作品です。田んぼの観察と、7月から12月まで取り組んできたお米に関する調べ学習がうまく融合し、2年連続の最優秀賞に輝きました。テーマがしっかりしていて、米の歴史や文化まで調べた学習成果はすごいです。16グループに分かれた研究は①米作りの始まり②稲の成長と花③品種改良④昔と今の農機具など、上手にまとまりましたね。角田では二千年も前に米が栽培されていたとは驚きでした。かべ新聞の左の記事はみんなの質問に親身になって答えてくれた地域の方が登場。感謝の気持ちが大切ですね。

 

受賞名 特別賞 みやぎ仙南農協青年部委員長賞
学校名 川崎町立支倉小学校
審査講評 ご飯茶碗とお鍋の形が分かるでしょうか。かべ新聞という形式にこだわらないデザインが目を引きます。綿を使って白いご飯と、お鍋からおいしそうな湯気を立ち上げました。凝った仕掛けも楽しいですね。ご飯茶碗部分の「米米新聞」は、田植えから収穫したお米を鍋で炊くまでの体験を紹介しています。炊き立てを食べた感想は「かむほど甘くておいしかった」とあります。その感動をかべ新聞の形にしたのでしょうね。お鍋部分の「収穫新聞」はネギ、カボチャなど野菜の栽培体験。色使いもカラフルです。

 

受賞名 特別賞 みやぎ仙南農協女性部長賞
学校名 加茂さん家に集まれ~
審査講評 冷蔵庫を開ければ、いつもある紙パックの牛乳。でもどうやって家に届くのか、だれもよく知りません。そこでみんなは、牛乳が生産される牧場にまで出掛けて酪農体験をしました。初めての乳搾り、餌やり、牛舎の掃除をしながら牛を詳しく観察しましたね。餌やりや掃除は毎日きちんとしなければいけない。牛は産まれてすぐに親牛から離されて育てられる。牛の世界にもルールがあること、なぜ牛乳が白いのか、なぜ牛乳には栄養がたくさんあるのか、いっぱい学んだことをかべ新聞にまとめました。今まで何気なく飲んでいた牛乳。これからはもっとおいしく、たくさん飲むことでしょう。

 

受賞名 特別賞 JA宮城中央会長賞
学校名 角田市立藤尾小学校
審査講評 「大豆のひみつ新聞」は5年生が総合的な学習で取り組んだ、大豆がみそになるまでのまとめ学習を紹介しました。13人が協力し、模造紙3枚分の大きさです。「大豆の成長日記」から始まり、みそ造りという加工まで関わりました。地域のJA女性部に種まき、収穫を教わり、みそを使ったおにぎり、豚汁も一緒に作りました。JA女性部のみなさんへの感謝の手紙も添えられて良かったです。調べ学習では、大豆の栄養を牛肉と比べ「スゴイぜ大豆」と締めくくっています。13人それぞれの心づかい、メッセージをうまく載せました。

 

受賞名 特別賞 日本農業新聞東北支所長賞
学校名 川崎町立本砂金小学校
審査講評 応募作品の中では、手づくり感が強烈でした。題字、見出し、イラストも手書きですね。お米作りや苗からサツマイモが出来るまで、とても楽しかったことが伝わってきます。おにぎりの具には何が好きかなどアンケート結果をグラフにしました。“編集後記”には、「グラフ作りに苦労しました」とありますが、読み手にはひとめで分かるのでとても新聞らしく感じました。地元の農家を米づくりの先生にし、「農薬は使いますか」など質問しています。米づくりへの理解が深まったと思います。

 

受賞名 特別賞 家の光協会長賞
学校名 丸森町立丸森小学校
審査講評 「さつまいもってどんなふうに育つの」をテーマに、2年生が野菜作りに興味を持って観察した記録です。苗植えから、収穫、感謝の会まで、とても楽しかったと思います。栽培日誌も率直で、日ごとに大きくなった様子が分かって全体的に良かったですね。イモの生長過程とそれに対する感想も吹き出しに紹介され、立体感のある作品になりました。自分の顔よりも大きなサツマイモの絵とうれしそうな児童の顔が印象的です。

 

受賞名 優良賞
学校名 柴田町立槻木小学校
大河原町立大河原南学校
村田町立村田第三小学校
川崎町立川内小学校
白石市立深谷小学校
学校法人風間学園 ひかり幼稚園
角田市立西根小学校
角田市立桜小学校
丸森町立丸森小学校