新年のご挨拶

 

 新年あけましておめでとうございます。組合員の皆様におかれましてはつつがなく、新しい年をお迎えのこととお慶び申し上げます。また、日頃より本組合の事業活動・運営に対し特段のご理解とご協力を賜り、心から厚く御礼を申し上げます。

 さて、昨年は平成24年度に引き続き、管内水田へ塩化カリの散布を実施し、放射性物質の抑制に努めてまいりました。福島県に隣接する白石地区・丸森地区においては、放射能測定器による独自検査にも取り組み、JA一丸となって消費者に安全・安心についてPRを行ってまいりました。

 原発事故に伴う損害賠償請求につきましても、未払い項目に対して一刻も早い賠償金支払いを求め、一日も早い事業再開、復旧・復興を目指して取り組みを継続してまいります。

 また、組合員の皆様と率直な意見交換の場として、従来の「集落座談会」から営農に的を絞った「営農座談会」を開催させていただきました。皆様からいただきました貴重なご意見やご要望等は、今後のJA事業に反映させてまいる所存でございますので、何卒宜しくお願い申し上げます。

 このような状況下において、特にTPP(環太平洋連携協定)問題では、12月の「TPP閣僚会合」で年内妥結を断念する結果となりましたが、引き続き、1月に「閣僚会合」が予定されるなど、さらに注視していかなければなりません。

 これからも消費者・国民に信頼される安全・安心な農産物を供給していくためにも、我々JAグループが一丸となって反対姿勢を示し続け、力を合わせて取り組んでまいります。

 このように農協、農業を取り巻く情勢は、内外問わず厳しい情勢ではありますが、本組合は「農業づくり」「組織づくり」「地域づくり」「JAづくり」の4づくり運動を柱とした事業活動・運営と東日本大震災からの復旧・復興に引き続き取り組んでまいります。

 皆様には、今後とも、なお一層のご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げますとともに、ご健勝とご多幸をお祈りし、年頭のご挨拶と致します。

 

 

                                                            平成26年1月

                                                            みやぎ仙南農業協同組合

                                                            代表理事組合長 佐藤 良一