新年のご挨拶

 

 謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。常日頃、皆様には本組合の事業活動・運営に対し特段のご理解とご協力を賜り、心から厚く御礼を申し上げます。

 昨年は3月11日に未曾有の東日本大震災が発生し、皆様には大変な年であったこととお察し申し上げます。本組合といたしましても、大震災後から建物被害調査や、共済金の早期支払いを最重点に取り組みました。また、被害を受けた本組合の事務所や農業倉庫等、組合員利用施設の解体や改修等をはじめ早期の復旧・復興に向けて鋭意取り組みを継続しております。

 さらに、大震災により併発した東京電力福島第一原発事故の放射能漏れにより農畜産物の出荷制限が相次ぎ、売行き不振、価格低迷など今も風評および実害が続いております。放射能問題については、原発事故が収束しないうちは風評が収まりません。一日も早い収束を願うところであります。政府としても最優先課題は原発事故の収束も含めた震災からの復旧・復興のはずであります。

 しかし、このような国内の大震災を横目に、野田首相は11月上旬のAPEC(アジア太平洋経済協力会議)首脳会議でTPP(環太平洋経済連携協定)交渉参加に向けて各国と協議に入ることを表明しました。TPPについては、地域の農業・経済の崩壊に繋がるとして、JAグループ一丸となって反対運動を進めてきました。集めた署名人数も1,167万人に上ります。今後は、TPPの危険性について国民への情報発信を強め、これまで以上に多くの団体との連携を促進しながら、交渉参加阻止に向け徹底した運動を展開していかなければなりません。

 このように農協、農業を取り巻く情勢は、内外問わず厳しい情勢ではありますが、今年も、本組合は「農業づくり」「組織づくり」「地域づくり」「JAづくり」の4づくり運動を柱とした事業活動・運営と東日本大震災からの復旧・復興に引き続き取り組んで参ります。

 皆様には、今後とも、なお一層のご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げますとともに、ご健勝とご多幸をお祈りし、年頭のご挨拶といたします。

 

みやぎ仙南農業協同組合  

代表理事組合長 佐藤 良一